メニュー

将来は水いぼ治療の外用薬が出るといいな

[2021.09.10]

カンタリジンという皮膚炎を起こす虫の毒成分があり、古くから薬としても使われていたそうです。カンタリジンを含む治験薬を水いぼに塗ったら、プラセボと比較して効果あったよという話。2才以上の水いぼの子供527人を治験薬を塗布する子供たちとプラセボを塗布する子供たちに分けて、3週間毎に最大4回まで塗って効果を比べてみるという試験を2回行ったそうで。水いぼが治った率を比較すると、1回目では治験薬:プラセボ=46.3%:17.9%、2回目では54%:13.4%で、有効な治療薬だと結論付けられている。塗ったところの痛みやかゆみ、赤くなったりといった有害な反応はみられたが軽度だったとのこと(割合は治験薬で95%以上、プラセボでも66%以上)。であれば、日本の皮膚科でもちょくちょく行われている水いぼに薬を塗ってかぶれさせる治療法もある程度効果は期待できるのでしょう。 Cf.Eichenfield LF, et al. JAMA Dermatol. 2020

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME