巻き爪、陥入爪の治療
巻き爪、陥入爪が痛む場合、その程度に応じて対症療法を行います。
①テーピング法:一番手軽に自宅でも継続できる方法です。
②コットンパッキング法:爪が食い込んで痛む部分にガーゼやテュッシュなどを挟み込む方法です。最初の装着時が痛いですが、一旦装着するとだいぶ楽になります。できるだけ自宅で家族が処置できるように説明致します。
③ポドストライプ:伸縮性のプラスチックプレートを爪に接着し、巻いた爪の両サイドが緩やかに持ち上げられてくるのを期待する治療です。大抵の爪に施工可能です。自費診療ですので、処置料3000円+診察料がかかります。
④ワイヤー法:自費診療のため、処置料4000円+診察料が自己負担となります。巻いた爪に形状記憶合金の針金を通して、爪の曲がりを矯正する方法です。1~2ヶ月ほどで外しますが、外すと巻き爪は再発することがほとんどです。
⑤感染したり、爪の食い込みが強い場合、深爪してしまっている場合などは、局所麻酔注射をして食い込んだ爪の切除を行うこともあります(保険診療)
その他爪切りについては、爪白癬など疾患があれば保険診療で可能です(時間がかかるため1回1本しか出来ませんがご容赦ください)。白癬でない場合の爪切りは保険が使えないため、1本500円の自費診療となります。
他にも巻き爪矯正具や爪を柔らかくするゲルなどありますが、費用がかなり跳ね上がるので今のところ当院での導入予定はありません。