多汗症
ホルモンの異常など明らかな原因のないにも関わらず、脇の下や、手のひら、足の裏など体の一部の発汗が異常に多いことを特発性局所多汗症と言います。夜は大丈夫でも日中に発汗が多く、若年発症が多いことから学業や仕事に支障を来している場合もあります。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、①塩化アルミニウム液外用 ②イオンフォトフォレーシス ③ボツリヌス毒素注入 ④交感神経遮断術 ⑤その他(レーザー療法、内服療法)といった治療法が挙げられています。2020年には脇の多汗症用にエクロックゲル®が保険適応になっています。
当院では以下の治療を行っています。保険適応の塗り薬は今のところ脇汗用のみですが、手汗用の新薬(アポハイドローション20%)が2023年には発売されそうです。
①塩化アルミニウム液(20%液1300円、50%2200円+受診料(初診1500円、再診550円)+処方料420円)*ガイドラインで推奨されているにも関わらず保険適応外の自費治療になってしまいます。
②エクロックゲル*腋窩には保険適応です
③ラピフォートワイプ*腋窩には保険適応です
④内服(プロ・バンサイン)*保険適応です
⑤アポハイドローション20%*手の多汗症に保険適応です。
*イオンフォトフォレーシス、レーザー療法に関しては実施しているクリニックを紹介致します。