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じんま疹

じんま疹はよく知られた病気でありながら、なぜ起こるのかがよく分からないことが多い病気です。薬から食事、生活習慣から環境からそれこそ原因としてはなんでもありが故にかえって原因がつかみにくいことが多く、結局、原因不明の特発性じんま疹が一番頻度が高いと言われています。ある統計では、原因不明のじんま疹が70%、かばんの紐など機械性じんま疹が7%、運動・発汗などコリン性じんま疹が7%、アレルギー性のじんま疹は6%程度でした。ですのでアレルギーの血液検査をすればピンポイントで原因が分かるというものでもありません。

治療への期待度に反して、じんま疹にかぎらず皮膚のかゆみというものはとても治りにくいもので軟膏を塗ったり薬を飲めばすぐ治るということはあまりありません。この薬が効く人がいたから他の人にも効くというわけでもありません。血圧を下げるとか血糖値を下げる薬のほうがまだ治療効果は高いでしょう。じんま疹は自然に治ることも多いですが、慢性じんま疹の治療は時間がかかることが多いです。抗ヒスタミン薬を増やしたり、数種類組み合わせてみたりといろいろ試してみてそれでも難しい場合は、2~4週間に1回、腹部などに皮下注射(ゾレア®やデュピクセント®)による治療も行っています(12才以上からの適応になります)。注射は薬剤費は高いですが、飲み薬に比べると効果は高いです。

じんま疹のなかでも重症のアナフィラキシーの場合は、エピペン®(注射だが安い)やネフィー®(高価だが鼻に噴霧するだけ)を当院で処方することもあります。ネフィー®は周囲の人からしても治療することへの抵抗感が注射に比べるとだいぶ少ないため、特にお子さんはこっちの方がいいと思います

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