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爪が食い込んで痛いからといって爪を切ると、もっと痛くなりがちです

[2022.12.02]

特に足の親指に多いのですが、爪が肉にくい込んで痛くなり自分で爪のカドを短く切っていたらよけいに痛くなってしまったということがあります。その原因はたいてい爪の切りすぎ(深爪)です。私も高校生の頃に足の爪を切りすぎて痛い目にあっていました。深爪の程度が浅ければ、コットンパッキング法やテーピング法で爪が伸びるまで凌ぐことも可能ですが、爪と肉のすきまにカドが見えないくらい奥深く食い込んでしまった爪の場合はどうにもやりようがなく、麻酔をして食い込んだ爪を剥がして取らないといけないこともあります。

写真:爪のカドを切りすぎて慢性的に食い込んでしまった例(日本皮膚科学会:爪の病気Q&Aより)

写真のようになる前に、痛む場合は爪を切らないで応急処置をしましょう。お手軽な方法としては以下の2つがあります。

 

①爪が食い込んで痛いところにガーゼやティッシュなどを入れ込む方法(コットンパッキング法) 挟み込むときは痛いので我慢が必要です。

 

②足の爪と肉を引き剥がすようにテープ固定する方法(テーピング法)

 

【💀💀💀やってはいけないこと💀💀💀】キズがあるからと爪の上から絆創膏を貼ってしまうと、爪が肉に食い込んでよけいに重症化してしまいます。

 

トラブルにならないために適切な爪の形に爪切りをしましょう。足の爪切りにはニッパー型の爪切りがオススメです。これを使うともうよくある手指用の爪切りには戻れなくなります。

 

正しい爪の切り方(爪のカドが少しはみ出るくらい残すことを意識しましょう)

覚えておきたい「正しい爪の切り方」

 

正しい靴の選び方(特に子供は狭い靴履いていることが多いようです。つま先の余裕は5-10mmくらいは必要とか、親指が上下に動く余裕は必要とか、靴紐はちゃんと締めて足が前すべりしないようにしましょうとか、サンダルでは踵が少しはみ出るくらいが安定するなどといったポイントがあります)

正しい足のケアについてのサイトを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

巻き爪の進行を防ぐ生活習慣 靴の選び方と履き方・歩き方

 

参考

  • 高山かおる;他:足爪治療マスターBOOK:全日本病院出版会, 2020.
  • マルホ株式会社のサイト:巻き爪専門メディア(他にも色々と皮膚に関する耳寄り情報満載です)
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