帯状疱疹の予防接種
*帯状疱疹ワクチンは2種類とも定期接種となりこれまでよりかなり安く受けることができるようになりました。対象の方は以下の通りです。自治体から予診票が届くと思いますので、定期接種実施しているところを受診してください。当院は定期接種実施機関ではないので、公費対象外だが接種希望される方への帯状疱疹ワクチンを実施しています。
・65歳の方
・60歳以上65歳未満の方でHIVによる免疫の機能障害があると厚生労働省令で定めた方
・すでに65歳以上の方は、5歳ごとに(70歳、75、80、85、90、95、100歳)が対象になります。(5年間の経過措置)
帯状疱疹自体は年齢とともに発症率が高くなり、痛みも強くなりがちです。帯状疱疹初期の痛みは温めると緩和されるので、入浴はしたほうがよいです。逆に冷やすと痛みはひどくなりがちです。また帯状疱疹後神経痛という難治性の痛みが長期間持続することがあるため、帯状疱疹の予防接種を推奨しています。帯状疱疹ワクチンは2種類いありますがどちらも50歳以上から接種可能です。シングリックスは免疫不全の方の場合は18歳から認可されていますので、該当する方はかかりつけの先生にお尋ねください。
以下の2種類のワクチンを用意しています。在庫が無い日もございますので、ワクチン接種希望とお伝えのうえ予約をして頂くようお願いします。
①シングリックス筋注用(乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン) 1回21000円(税込)(計2回打つ必要があります)
・1回目から2か月(長くとも6ヶ月以内に)後に2回目の筋肉内に接種します
・いわゆるコロナワクチン同様に三角筋部に筋肉注射をします。発熱、接種部位の痛みなど副反応も似ている部分があります。
②乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 1回6000円(税込)(1回のみです)
*予防接種の料金は初診料・再診料込の価格です。
①のシングリックスは予防効果が高く(90%以上)長期間(9年以上)持続しますが、高価で副反応も強めです。
②の乾燥弱毒生水痘ワクチンは比較的安価で1回の注射で済みますが、予防効果は弱め(50~60%ほど)で持続期間も短め(5年ほど)です。