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イボ・みずいぼの治療

【尋常性疣贅(いわゆるイボ)】

ウィルス感染症です。うつります。足にできたイボをいじっているうちに、指先もイボだらけになることもあります。

治療:いろいろな塗り薬(保険適応外含む)、液体窒素による冷凍凝固法、漢方薬(ヨクイニン)、手術など。難治性の場合に行う保険外の治療として、H2阻害薬内服やレーザー治療があります。

治療法自体は沢山あるのですが、痛くなく効果も高く再発もしない治療法となるとまだ無いというのが現状です。当院では主に冷凍凝固法で治療致します。大変痛いのでお子さんには痛み止めシールを1時間以上貼ってから処置することを勧めています。難治で小範囲でされば局所麻酔をして切除することもあります。保険外治療ですが、ご希望の方には炭酸ガスレーザーによる治療も検討致します。

注意点:足底のいぼは周囲に広がりがちです。普段からいぼは絆創膏などで覆っておくことを勧めます。

 

【伝染性軟属腫(いわゆる水いぼ)】

これもウィルス感染症です。疣贅(いぼ)と違い日本では幼児に発症することがほとんどです。

治療:何もしなくても自然治癒はしますが、数年かかることもあります。他の子にうつるので保育所で治療を勧められることもあります。

病変をピンセットなどで摘み取る治療が主ですが、痛いのでたいていは痛み止めシールを1時間以上貼ってから行います。

痛み止めテープを貼っても痛みはゼロにはならず、水いぼがあまり沢山あると大変です。そういう子には自費での購入となりますが、銀イオン配合の クリームの販売もしています。メーカーによると治癒率約81%、治癒までの平均日数は約58日で副作用は特に無かったとのことです。 3A M-BF CREAM 1本15gで2200円

2024年12月にカンタリジン(ハンミョウの道案内とかで知られる昆虫の毒成分です)を有効成分とする皮膚疾患治療薬(外用剤)が鳥居薬品から伝染性軟属腫に対して製造販売承認申請が出されました。米国では8月から2 歳以上の水いぼを対象に処方されているもの(YCANTH®)です。84日目まで塗り続けて完全に治った人の割合が50%前後(プラセボで15%前後)というところは処方された親御さんの期待に沿うものかどうか微妙ですが、保険適応の塗り薬が出るのは有り難いですね。

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